ある時ある男が死んでしまった。
彼には自分の想いを伝えられなかった女性がいた。
男は自分をあの世へ連れて行こうとする神の遣いに頼んだ。
「もう1度彼女と話がしたい」と。
神の遣いはダメだと言った。
死んだ人間は人間と関わってはいけないルールなのだ。
しかし男は食い下がった。
「伝えたいことがあるんだ! 一言だけでいい!」
そんな男を見た神の遣いは言った。
「そこまで言うのなら…しかしルールは破れない。だから人間に関わらずに彼女にメッセージ伝えろ」と。
男は必死に考えた…。彼女に想いを伝えたくて必死に…
そして神の遣いに言った。
「彼女の家の時計を5つ止めて欲しい。彼女が時計が止まっているのに気付く毎に1つずつ」
「それだけでいいのか?」
「今から言う時間に、順番に止めて欲しい」
「わかった。時間は?」
「(1:11)(3:34)(4:44)(1:17)(3:33)だ。間違えないでくれ、彼女が時計が止まっているのに気付く毎に1つずつこの順番でだぞ?」
「わかった」
それから5日後、彼女の部屋には彼の写真が飾られていた。
その横には5つの時計が順番に並んでいた。
 携帯の文字入力で時計の数字を言葉になる様に打っていくと「あいしています」となる。