私の父親は高校2年の時に亡くなったんだけど、この父親っていうのが
親父ギャグや駄洒落好きで、四六時中下らない冗談(でも全然受けない)を言うので
思春期の私には聞くのもウザいつうか、正直寄るな!触るな!喋るな!ってくらい拒否っていた。
ある日、例によって下らない事を言いながら私の腕に触れてきたので
内心では絶対に無いと判っていたのに、思わず勢いで「汚らしいから触らないで!
この変態!死ねよ!」みたいな罵倒をしてしまい、引っ込みがつかなくなってそのまま
自室に入り、翌朝も起きてきた父親を無視して挨拶もしないで登校してしまったら
その日の昼間に父親は仕事中に心筋梗塞で亡くなった。
病院から戻ってきた父親の亡骸の横で、母や親戚たちと父親のギャグ好きだった
思い出話をしながら、私が自分の最後に取った態度を後悔して泣いていると
母親が「大丈夫よ!お父さんはあんたの事が大好きだったからきっと少しも怒ってはいないよ
ねぇ?お父さん?」って言いながら父親の身体を撫ぜたとたん、本当に父親の方から
「ブッ!」っておなら(?)の音がして、みんなびっくりして一瞬固まった後
「へ、返事したーぁ?!?!!! 。・゚・(ノ∀`)・゚・。」と、泣きながら大爆笑になった。
偶然にたまたま父親の体内に残っていた、ガスが出ただけだったんだろうけど
私には父親が私を慰めるために、一世一代の最後の大ギャグをかましてくれたみたいに
思えて、笑いながらも涙が出て仕方なかったよ。
今でも実家に帰ったり親戚が集まったりすると、父親の「返事」の話が出てくるし
後にも先にも父親のギャグが受けたのはあの時が最初で最後かも?と思う。